コソ練の現場から。

観察と洞察。
気づきと知恵。
実践者に見える世界を
シェアします。

  1. HOME
  2. コソ練の現場から。
  3. プロジェクト活動で、可能性の扉を開く。

プロジェクト活動で、可能性の扉を開く。

弊社オリジナルテキスト『想像を超える創造を生むプロジェクトワークのコツ』では、意図・目的をもって何かを創り出す活動を「プロジェクト」と定義しています。

資料やプレゼンを作って、誰かに何かを伝える。
イベントやセミナーを開催する。
新しい仕組みを作る。
WEB サイトやシステム、
メルマガ、ブログを立ち上げる。
新しい事業・ビジネス・サービスを立ち上げる。
起業する。
自分の生き方を明確にし、人生の舵を取っていく。

こうした活動はすべて、プロジェクトです。
広く捉えれば、仕事・事業・ビジネス、人生そのものが、プロジェクトだといえるでしょう。

 

弊社ホームページのリニューアルは、これぞ「プロジェクト」といった活動でした。

今回は、核となる自分の思いがなかなか定まらず、半年近く、具体的な行動を起こすことができませんでした。

当初は、ホームページのリニューアルを終えてから、無料サービスを利用して書いていたブログを移管する予定にしていました。のちの作業を考えたら、そのほうが効率的だったからです。

 

ところが、いくら待っても思いの核が見えてきません。

そんな状態に行き詰まりを感じたある日、ふとした瞬間の思いつきで、後先を考えずにブログの移管作業をしてしまいました。9年間書き続けたきたFC2からアメブロに、記事を丸ごとお引越ししたのです。

しばらくの間はアメブロで情報発信を続けよう。
そう腹を決め、引っ越しした記事の見直しや修正・再保存の作業をしていたら、思わぬ発見と気づきがありました。

それがきっかけとなり、
どんな意図をもって、
誰に、何をお伝えしたいのか が
さーーーっと見えてきました。
ホームページリニューアルプロジェクトの核となる部分が見えてきたのです。

それは、プロジェクトの最初に考えた内容より、はるかに洗練されていて、心躍るものでした。それが最終形だという感覚はありませんが、動き出すきっかけとするには十分です。

直近の「目印」が見えたことで、ようやく手を動かす気になれました。

 

弊社オリジナルテキストでは、プロジェクトを立ち上げる際には以下の3点を明確にするよう、お伝えしています。

1.誰に(ターゲット)
2.何を(内容・手段、価値)
3.何のために(意図・目的)

これらは、プロジェクトの核、本質といえる部分です。
これが決まらないことには、一貫したプロジェクト活動はできません。

一方で、活動を始める前に、核となる部分をすべて決めなければいけないわけではありません。実際には今回の事例のように、手をつけられる部分から進めているうちに、核が見えてくることのほうが多いです。

プロジェクトの核は、活動が進むにつれて、純化・洗練されていきます。それは、立ち上げ時には明確に認識できなかった部分や言語化できなかった部分が、活動しているにクリアになってくるからです。

 

現代は、誰もが、コストをかけることなく、簡単に情報を発信できる時代です。技術や鍛錬に関係なく、簡単にクリエイティブな活動ができるツールも、日々生み出されています。

意図・目的をもって何かを創り出す活動=プロジェクトはもはや、一部のクリエイターやビジネスマンだけのものではありません。多くの人が無意識のうちに関わっている活動だといえるでしょう。

 

今手がけている活動がプロジェクトである、という認識をもつと、心にアンテナを立て、意識的に過ごす毎日がはじまります。そうした毎日は、今の自分の価値観や思い・意図をありありと見せてくれます。

動きながら考える感覚、待つ部分と動く部分を両立させていく感覚、納得できるアイデアを手繰り寄せていく感覚も、自然に磨かれます。それらはまるごと、自分スペシャリストの人生に応用できます。

仕事・ビジネス・創作活動に限らず、日常のなかに小さなプロジェクトを立ち上げることで、自分の新たな側面を発見したり、未知なる資質と出会う機会が生まれます。それをきっかけに、思いもよらない道が開けることもあるでしょう。

そういう意味では、プロジェクト活動は、新しい可能性を開く扉だといえるかもしれません。

 

コソ練の現場から。

コソ練の現場から。一覧